【暗】記ではなく、【明】記させる。
- study-partners
- 2017年12月2日
- 読了時間: 2分

この写真にある式
一体なにを表しているか分かりますか?
実はこれ
【パーマの原理】を表している化学反応式なのです。
毛髪は、ケラチンという
鎖状のタンパク質からなり
その分子鎖の所々は
ジスルフィド結合(SーS)で結ばれている。
パーマネントウェーブは
このS-S結合に対して
酸化還元反応を行うことによってできている。
まず、
チオグリコール酸などの還元剤と、
NH3などのアルカリを含む第1液を髪に塗布し、
S-S結合を還元し、ーSH基として切断する。
続いて、
髪をロッドに巻いて変形させた状態で、
臭素酸ナトリウムなどの酸化剤を含む第2液を塗布すると
曲げられた位置でーSH基どうしを酸化させて、
新しくS-S結合を再形成させると、
髪にウェーブをつけることができるんです。
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『どんなことも化学で説明ができる』
ってなことを力説して
化学を好きになってほしいと
言っているわけではありません。
ただ僕の場合
化学って、理屈抜きに暗記の部分が多い印象があって
どうしても好きになれなかったけど
『どうしてそうなるのか?』を
徹底的に調べつくして成り立ちが理解できるようになると
途端に化学が楽しくなってきて
例えば、パーマの化学的原理さえも
捉えることができるようになりました。
『どうすれば勉強が好きになるか?』
その答えは、
『どうして勉強を嫌いになったのか?』
という原因にヒントがあり、
それは、
極限まで【暗】記の排除にこだわり続け
本質をしっかり【明】記させることだと思います。