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奇跡は【起こす】もの

高校3年生の夏休みまで

野球一筋だった高校球児。

入塾時の

マーク模試の成績(得点率)は

英語3割

日本史1割

国語5割程度だったと思う。

でも

行きたい大学は

同志社大学か関西大学の商学部と決めていた。

半年後

関西大学商学部一本に絞り

落ちたら浪人覚悟だった。

試験日程5日間全て受験し、

4日間は全て不合格だったが、

最後の1日

合格だった。

合格報告の時、彼は言った。

『ほんま奇跡っす!』と。

その時思った。

奇跡は起きるものではなく

奇跡は【起こす】ものだと。

そして

奇跡とは

ただの言葉にすぎないことも。

彼の一番の勉強の成果は

このことだったのかもしれない。


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