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頑鈍

『そもそも

吾の塾をひらきて

客を待つは

一世の奇士を得て

これと交わりを締び

吾の頑鈍を

磨かんとするにあり。』

吉田松陰は

松下村塾の建学の趣旨を

このように述べている。

やってくる門生によって

自分の頑愚さを磨かせてもらおうとしていた。

『子どもから学ぶ』

ぼくがずっと大切にしている

言葉と通じるものがある。

松陰にとっては

百人やってくる門生のうち

一人ぐらいは突き出た奇士がいるに違いないと

それを待っていたとのこと。

でも、

僕にとって

やって来てくれた

全ての生徒たちが奇士であり

日々自分を磨いてくれる

特質を備えている。


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