電子の大きさってどれぐらい?
- study-partners
- 2017年7月10日
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これは、高校化学の【飽和蒸気圧】に関する受験生向けの問題演習の板書です。
現在、夏期講習用の高校化学の授業準備を進めているところですが、学べば学ぶほど化学ってほんとうに面白い。世の中の様々な現象において、物理と並んで化学によって論理的に説明がなされることがとても多い。
そして、
そんな世の中にある様々な現象が、まだ科学的に解明されていない時代において、規則性を見出し、例えば、周期表のようなものを考えだしたメンデレーフや、稲妻の正体が電気の流れであることを発見し、電気の正体が電子であることを明らかにしたジョセフ・ジョン・ジョンソンは、ほんととんでもない人物だと思う。
電子なんて、古典半径では、2.818×10^ー15乗mしかないものなのに、どうやって発想したのか。また、今では電子は『大きさのない素粒子』として矛盾がないという量子力学が主流となっていて、瞬間的に無数の領域に存在するという理解できない存在になっている。
また、
そんな理解できない電子によってすべての化学反応がなされているということを知った時、数学の世界において全てのことを証明することはできないという、ゲーデルの『不完全性定理』のことを思い出した。
そして、ふと思った。
『高校生たちは、こういった興味・関心を持てているんだろうか?』と。