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意味ではないもの

  • study-partners
  • 2017年7月4日
  • 読了時間: 2分

これは、高校物理【気体の分子の運動】に関する授業板書です。

質量mの分子が面積Sの壁にぶつかった時の力積から、t秒間の衝突回数⇒壁が分子1つから受ける平均の力f⇒壁に働く圧力⇒分子N個の平均の運動エネルギーを求める公式までの流れを表したもので、高校物理の中でも難しい単元の一つです。

高校の物理の教科書にも、確かにこの途中式についての記載はあります。しかし、多くの高校生がそれを読んで自力で理解することができません。わたしも実際に読ませてもらったりしますが、どうも内容が入ってこないですね。

意味がすべてであれば、私たちは、この世界のどんなことでもわかることができるということです。でも、世界は意味だけでできていない。

公式だってそうです。書かれてあるそれぞれの記号やアルファベットの意味を知れば、自由自在に操れるようになるわけではない。

『教えるということ』は、

教科書に書かれてある意味をただ伝えればいいということではなく、その意味を知り、プロセスを理解することで、その公式が表す物理現象が立体的にイメージできたり、触れるような感覚であったり、そんな実態を持った躍動感や楽しさを得られるということを伝えることなのかなと思います。

【意味ではないもの】

たいせつにしている言葉です。


 
 
 

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