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子どもたちの感受性

  • study-partners
  • 2017年6月17日
  • 読了時間: 2分

これは、小学校理科6年の【水圧と浮力】に関する授業板書です。

といっても、この板書、私が書いたものではありません。担当する生徒が自ら参考書に書かれてある内容をまとめ、板書にまとめ、最後は私に説明をしてくれたのです。

『こんなやり方で、学力が本当に身につくのか?』

そんな風に疑念を抱かれる方もいらっしゃるかも知れませんね。実際のところ、わたし自身も分かりません。なぜなら、このように生徒自らが板書を申し出て、まとめあげようとする生徒に巡り合うことが一度もなかったからです。

でも、

だからといって、それが有効な指導法ではないと決めつけることはできないと考えます。むしろ、新たな指導方法の事例として、もちろん、定期的に客観的に学力伸長を測るテストを交えながら、その可能性を探求していこうと思っています。

既存のものから新たなブレイクスルーを生み出すことって、意図的・意識的に行うことは難しい。むしろ、最初の意図や狙いとは逆の結果が偶然出た時などに起こりやすい。

現在のスクール形式の授業形態は、1798年にイギリスで生まれたベルランカスター方式が発祥と言われ、産業革命下において能率・効率が優先され、子ども一人ひとりの個性や主体性よりも、生産効率や市場価値が優先される産業主義の教育観に基づくものであった。

それから既に200年以上が経っており、産業は劇的な変化を現在も辿っている。たったひとりの生徒の何気ない思いつきのような行動も、もしかするとその変化と教育の歪みが引き起こした必然的偶然性のものかも知れない。

子どもたちの感受性には敵いませんね。


 
 
 

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