中間テスト、みんな良く頑張ってくれました
- study-partners
- 2017年6月1日
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これは、高校3年生の現代文の授業板書です。
どれだけ長い評論文でも、しっかりと論理構成を見抜き、余分な情報を省くことで、このように非常に少ない図式化された情報に一元化することができる。
【物事の本質を見抜く】
現代文の読解は、正にこの本質を見抜く力を育むのに最適な学習の一つだと捉えています。そして、受験においても、現代文のあらゆる設問が、この本文全体の大意を掴むことができているかということを踏まえた問いで構成されているので、しっかりと根拠を持って解答に辿り着くことができるようになる。
また、ただ問題を解くために課題文を読むのではなく、テーマそのものについても深い考察を図るように生徒に指導している。なぜなら、国語の学習目的は、ただしく文章を読めるようになり、読んだ内容から幅広い価値観と教養を深めていくためだからである。
今回の課題文のテーマは『おまじないの流行』とあるが、その根拠として日本古来の宗教観が現代の若者にも浸透しているという根拠を示している。このような宗教観は、大学受験において頻出となっており、宗教観や関連した知識のストックは受験本番に大変役立つ。
そして、それは【考える】ということに他ならない。課題文の世界から飛び出し、自分自身の身の回りや将来と照らし合わせて新たな発想や知恵を創出する。こうした姿勢を通して、現代文の学習を楽しく感じることができるようになるのではないかと考えています。
高校生を中心に、中間テストの結果が返ってきました。担当している数学や物理などはほんと難しい内容なのに、他の科目よりダントツで良かったり、これまで平均点さえも取ることができなかった物理において、受験学年の地方国立レベルの問題で平均点まで取れるようになったり、嬉しい知らせをたくさんいただきました。
でも、
やっぱり全員一人残らず、どんなテストにおいても成績を上げる仕組みを確立しなければ意味がない。だからこそ、もっともっと良い指導を突き詰めていく。