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公式の丸暗記に学びはない

  • study-partners
  • 2017年5月11日
  • 読了時間: 2分

これは、高3生対象の物理【抵抗率】に関する板書です。

「物理は難しい」と感じている高校生は多い。とりあえず丸暗記しておけばある程度点になる他科目と違い、物理は暗記がほぼ通用しないからなのかも知れない。

化学は総合的に見ると理解5割・暗記5割くらいの科目である。一方、物理は理解9.5割、暗記0.5割くらいの科目である。

暗記が通用しないため、物理は独学が極めて難しい科目である。

通常の問題集で演習しようと思っても、解答・解説には途中の式が書いてあるだけで、その式が導かれるまでの物理において最も重要な思考過程がほとんど書かれていない。その結果、思考過程にミスや不足があっても答えが合っていたというだけで解けたと勘違いしてしまい、より応用的な問題になると対応できなくなる。

だから、私は、具体的に問題をどのような思考過程で解くのかに大きな比重をおいて解説する。教科書や通常の問題集では省略される思考過程をすべて細かく解説する。

写真右下にある抵抗率の公式も、暗記して簡単な数字を当てはめれば、正しい答えを自動的に出すことはできる。でも、そんなことだったら物理のことを何も知らない人にだって答えを出すことはできるし、定期考査が終われば、何も残ることはないだろう。

つまり、何も学べなかったことになる。

公式や法則の価値は、そのものよりも、それまでに至るプロセスにこそ存在する。公式や法則って暗記するものではなく、解くものであると、物理の指導を通してつくづくそう思います。


 
 
 

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