【等式の性質】のチカラは無限大
- study-partners
- 2017年4月18日
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これは、中1の数学【移項】に関する授業の板書です。
わたしが中学生の頃は、『移項したら符号を変える』ということだけを覚えて計算に使っていました。
でも、本当は、この【移項】に関してもちゃんと根拠があって、それを理解するために【等式の性質】が欠かせません。
これは、【左辺と右辺を=(イコール)でつないだ場合、その両辺それぞれ同じ数を足しても、引いても、かけても、割っても、その性質は変わらない】ということ。
そんなの当たり前やんと思うかも知れないけど、この性質は、今回の【移項】に関してだけでなく、高校数学Ⅲの極方程式においても、大学数学の微分方程式においても、全ての数学領域において成り立つ最強の性質の一つであるということ。
だから、
この【移項】という単元の学習において、ただ反対側に移すと符号が変わるということだけを覚えてしまうと、その本質をまったく理解していないことを意味する。
【=(イコール)】というみんなが知ってる全く当たり前の記号。
でも、そんな当たり前のことほど、真理をついていることが意外に多い。
そういったことを学べることも、数学を学ぶ価値の一つかも知れません。