大切な【違和感】
- study-partners
- 2017年4月11日
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今回の写真は、高校1年生の数学Ⅰの二次関数の最大・最小を求める基本的な授業ですね。ここでも、生徒はとても大切な気づきをしてくれました。
それは、【違和感】です。
ん?と思うかも知れませんね。実は、この問題の答えには写真真ん中上に緑の波線が引かれているように、定義域は決まっているが、値域の最小値が求まらない初出の問題を生徒がどのように対応するのか見ていたんです。
そうしたら、
生徒の手がずっと止まって動かなくなっていたんですね。これは、問題の解き方が分からなくて手が止まっているのではなく、問題の意図をしっかりと掴んでいたからこそ生まれた【違和感】だったのです。
自力で解答を出すことはできませんでしたが、これまで学習してきたことが積み重なっていることを褒めてあげました。
わたしは、指導をする上でこの【違和感】をとても大切にしています。全く分かっていないわけではなく、分かっているからこそ生まれる気づき。
テストの点数では測ることのできない生徒たちの成長を日々感じるために、今日も生徒たちの手と会話をします。