公式には、それぞれの物語がある
- study-partners
- 2017年4月7日
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昨日の授業では、【二次関数の平方完成】を勉強しました。
おそらく、多くの高校生たちは、『平方完成ってこうやるんやでー!ほな練習してみよか!』という程度でしか教わらず、あとは練習問題を少しやって、後は大量の宿題で演習させられるだけ。
そもそも、
『平方完成とは何か?』
『平方完成をして、いったい何が起こるのか?分かるようになるのか?』
『どうして1/2をかけて、その数を2乗して引くのか?』
こういったことを論理的に考えることこそ、公式を学ぶ意味があるのであって、定期考査や大学受験問題を解くために暗記するための使い捨ての道具ではない。
算数・数学は、公式を暗記して計算するための学問ではなく、考え方や概念を学ぶ学問です。
一見複雑そうに見える、もしくは、複雑な問題をやみくもに解こうとするのではなく、課題の要素を一つひとつバラバラに分解し、それらを検証し、時には実験を繰り返し、そして論理的に解決策を積み上げて、最後にその答えが正しいかどうか再検証する。
こういった考え方は、仕事においても、自分の将来設計を考えていく上でも、誰かの役に立つためにどうすればよいのかを考える時も、大変役に立ちます。
そして、そういった目的意識でやっている指導を、子どもたちが分りやすくて楽しいと言ってくれることが何よりの支えとなっています。