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悪いのは子どもではない

  • study-partners
  • 2017年3月22日
  • 読了時間: 2分

今日の授業では、平方根の計算問題について授業しました。

【√48+3√3=】

この問題では、√48を『簡単にして』(ここでは、√の中の数字を3に合わせて)計算することで、3√3との加法が成り立ち、7√3という解答を導き出すことができますが、

今回の授業では、『ルートを簡単にするとは何?』というところから戻って復習する必要がありました。

そこで、ルートを簡単にする方法の3ステップ

①ルートの中を素因数分解

②「2乗」の因数を見つけ出す

③ルートの外に出す

を一緒に考えてみようとしましたが、『素因数分解とは何?』ということころに更に戻る必要がありました。

そして、素因数分解のやり方・解き方の5つのステップ

①自然数を書く

②線を書く(割り算のひっ算の逆さまのような形)

③素数で割る

④割れた素数を乗法でまとめる

⑤指数でまとめる

を踏まえて一緒に練習問題を解くことで、自分の力で問題を解くことができるようになりました。

本当は、ここからさらに、『自然数とは何か?』『素数とは何か?』『なぜ自然数でないとダメなのか?』などどこまで深めていきたかったのですが、時間が足りませんでした。

算数や数学は、このように誰もがそうだと認める定義、定理から拡張し続けている演繹法による学問なので、時間をかけて分かるところまで遡っていけば必ず答えを論理的に出せる簡単な教科なのです。

【悪いのは子どもではない】

この標語を私はいつも心に留め、生徒が分からんと言うてきたら、じゃあどうやったら分かってもらえるだろうかと、指導に工夫を重ねていきます。それは、ただ公式を暗記させて数字を当てはめさせるのではなく、論理的に自ら答えを導出できるようにするためです。

一緒にがんばってくれた生徒も、分りやすくて面白かった!と話してくれました。とても嬉しかったです。


 
 
 

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